エルドラド ２０１０ ～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より [支笏湖スタイルより]
～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より
２０１０年９月１５日
ここは、私が捜し求めた地では無かった…
だが、不意に目の前に現れた黄金郷…
太陽の光を浴び、眩い輝きを放つものたちに包まれながら・・・思う
皆の求める黄金郷とは何なのだろう？
やはり金なんだろうか…
この輝く景色を
素直に美しいと思える心が
金に変えられぬ豊かさを齎すものではないかと…
そして、それが探し求めた
本当のエルドラドなのではないか…と
本当は、違う被写体で
こんな感じの風景を撮りたかったのですが
今年は、それを探しに行けなかったんですね…＾＾；
たまたま先日、仕事で訪れた場所なんですが
早く着いてしまって、お客さんがまだお帰りではなく
時間を潰す事になったのです。
（これはサボリではないです！）
その時に、近所で見つけた風景
撮りたかった被写体とは違うけど
勝るとも劣らぬ、その輝きは
まさに、私がこの秋に求めていたもの
傾きかけた力強い太陽に照らされ
眩いばかりに光り輝くコレ（ネコジャラシ!?）
まるで、自分の美しさの表現の仕方を知っているかのように
キラキラと私を誘惑してくれました
私も、そんな誘惑を断る理由も無く
導かれるように、その黄金郷とも思える
輝きの中に身をゆだねました。。。
大切にお金を掛けて育てられた、お嬢様とは違い
空き地に群生する、誰が育てた訳でもない草
厳しい世の中を自由に、そして力強く生き抜いてる
逞しくも、輝かしいその姿は
ソレに負けない個性的な輝きを放ち
私を魅了するのには十分すぎました。
そして、これがエルドラドなのかも・・・と思えました。。。
って、ネコジャラシにすっかり、遊ばれていたのですけどね（笑）
定山渓の鶴雅「森の謌（もりのうた）」のちょいレポと、忍路の夕景 ～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より [支笏湖スタイルより]
2010年9月9日 ～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より
続き・・・
さて、用事を済ませ、次の用事は夜なので時間がある
温泉に入ったので、もう一つ行きたかった場所は
時間が無いので、次回に回すことにして…
どうしよう？
どうしようって、決まってるんですけどね（笑）
せっかく晴れたんですから
やっぱ夕景です＾＾
なので何処にしよう？ですね＾＾；
夕景に興味の無い家族は、別の用事を済ませたいとの事なので…
急いで家に戻る（定山渓は近くてイイね～♪）
そして、向かった先は…忍路（おしょろ）です♪
前にオタモイの夕景を載せた時
小樽案内人１級のたかれろ さんより忍路もキレイですよ～とコメントを頂き
ずっと行きたい症候群に駆られていました（笑）
家に戻る予定では無かったので、その分ロスタイム…
間に合うかな～
夕陽が落ちるよりも早く着くべく
超～安全運転で、忍路に向かう
晴れてた空も、西側は雲が厚くなってきた…
夜の用事もあるし、今日は断念して違う場所にするか!?
いやいや、折角の機会だから
観れなかったら、現地視察って事にしよう…
なんて、都合の良い事を考えながら
前を向いてるのか、空を観てるのか解らない視線で向かう（笑）
そして、国道からそれて進む事約１ｋｍ…
初めて訪れた忍路の港が姿を現しました
でも、やはり来るのが遅かった…
時間も季節も…
夏よりも北よりでなくなった落陽は積丹に隠れ
昼の青空よりも増した雲が
更に太陽を隠していました
でも、良い雰囲気だったな～
微かに体を撫でる秋の風…
記憶に残る潮の香り…
優しく奏でられる秋虫の音色…
静かに夕暮れを迎える小さな港…
そして静穏な海面は、空の色を映し
深いオレンジ色に染まり
焼けた雲も、そんな色から赤くその色を変え
秋の空を彩る
そしてね、初めて訪れ
よく解らないでウロウロしていた私に
「兄ちゃん、こっちの方が良くみえるよ」って声を掛けてくれた
人生の先輩カップル（ご夫婦かな）
ありがとうございました ｍ（_ _）ｍ
小道から開けた海岸に出た時に、一緒の女性の方が
「わ～キレイ」と心から発せられた言葉・・・
とても耳に、そして心に残りました
まだ、私の心に響いております
私は、そんなステキな時間を邪魔してはイケナイと
ずっと、離れて写真を撮っていました
心の中では、そんなお二人を
この上なく羨ましく思いながら…
心と心のリンク…
共感出来る心を持てるってステキな事ですね♪
なんか邪魔してはいけないと、少し離れてていて
きちんと御礼も出来ず失礼致しました
夕景だけでなく、そんな温かいものまで教えて下さった事
お二人に、心から感謝致します。
ありがとうございました。
夜の帳が下りる頃、この小さな港の静かな水面は
今は太陽の明かりではなく、街灯の灯りが照らし
ゆらゆら優しく揺れていました。。。
そして、辺りが闇に包まれる前に
私は、温かいものをいただいたこの場所に別れを告げ
札幌への１時間少々の移動時間を有意義に過ごしました。
オタクの行動 ～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より [支笏湖スタイルより]
～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より
2010年8月 日
うわ～～「赤っ！」
先日、用事があったので少し早く帰ったのですが…
その時に、出た言葉が「赤っ！」
ちょうど夕暮れ時
会社の窓からは、西側に大きな建物がある為
夕方の空が、あまり観えません…
車に乗り込むべく駐車場に向かうと、西の建物の隙間からチラッと見える空には
一年でも、数回？しか観れないプレミアム レッドの空！
ヤバ…
観損ねた（苦）
普通は、ここで終わるのですが
オタクは終わりません（笑）
しょせん私用
遅れる旨を伝え、更に頭を下げれば済む事
でも、この夕景は頭を下げても
まして、お願いしても観れない景色
どっちを取る？
やっぱ夕景だよね～♪
まぁ時間も無いし、場所も選べないので
手軽にある、少し高い建物より眺めて撮る
「あの燃えるコア（太陽）が観たいのになぁ～」
とか
「こんな中途半端な高さの建物からカメラ構えてたら通報されたりして…
でも、とりあえず、撮り終わるまで待ってくれるかな～？」
とか…
「って、こんなに赤くなるんなら言ってよね～
そしたら、もう少しマシな場所から観れるのにさ～」
とか……
「チクショー！ 会社の西側のビル 建て壊しにならんかな～」
とか、独り言を言いながら
オタクの短～い夕景観賞は終わりました。。。
用事も予定より１０分遅れたけど、ギリギリセーフ♪
でもね、ホントのオタクなら、用事を投げ出して
ずっと観てるのかな…
まだまだオタクになれない
じゃぁ、今日のところは
夕景オタク ハーフと言う事で（笑）
と、本日はクダラナイ日記にお付き合い下さいまして
ありがとうございました。。。 ｍ（_ _）ｍ
夕景のオブジェ「2010年8月17日 モエレ沼のガラスのピラミッドより…」 支笏湖スタイルより [支笏湖スタイルより]
～支笏湖スタイル～より
2010年8月17日
気持ちの良い夕方だった
ふと外に出てみると難しい形の雲が流れ
傾きかかった太陽に照らされいた
これから起こるであろう
魔法の時間を感じさせる
幸運にも、もう少しすると
東に向かう仕事が出来ていた
そして、次の仕事までの時間にも少し空きがある
会社に戻らず、あそこで時間を潰しても
今日はバチが当たらないだろうと
勝手に思うことにする（オイ！）
期待とは裏腹に、東に向かうにつれ
お目当てだった雲が無くなって行く事に気付く
そして空は、どんどん快晴に変わって行った…
そして私の想像した不思議な空は
私の想像の中だけで終わりを告げた…
こんな雲が西にあればなぁ…と
でも、仕事を終わらせ着いたモエレ沼には
膨らむ期待への、高鳴る胸の鼓動があった
そう、この間訪れた時に想った
ガラスのピラミッドからの夕景…
私の思い描く場面には
少し季節が早かったのは知っていた
でも、観たいと思う気持ち…
いや私の場合、本能に近いものかもしれない想いが
ここに来てしまった。
カップル
友人
親子…
色々な結びが、ここを訪れ心を癒す
羨ましいと思える風景も
今の私は一人…
でも、それで良かった
仕事という、時間の波以外は
自由である事
それが、一回り大きな癒しとなる
透き通った壁越しに観る黄昏色
いつもは、あの頂からこちらを見ていた
ちょうど、周りに誰も居なくなったせいもあり
まるで真空を思わせる無音の空間は
沈んだ太陽が残す明るい色と
人工的な明かりで、温かい色を放っていた。
会社に戻ろうとピラミッドを後にした私だが
まだ、素直にそこを離れる事は出来なかった…
自然が作り出した色と
人が作り出した色に釘を刺された心は
簡単には現実の世界に戻れない
ましてや
これから噴水でおこるイリュージョンに向かう人とすれ違わなければならないのに…
振り返ると、赤く染まった空が後ろ髪を引く…
黄昏色を背景に、シルエットに向かうモエレ山も…
そして、遥か３８万キロ先に煌く彼女も…
そして、光を灯したガラスのオブジェも…
心地よい夕方には、この上ない名残惜しい風景…
車に乗り込み、エンジンを掛け、この敷地を出るまでは
現実に戻る事が出来ない…
また虜にされた…
そんな気がしたモエレ沼の夕景でした。。。
・・・そして夕景「2010年の最初で最後の夏の日を楽しむ ～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より [支笏湖スタイルより]
～支笏湖スタイル～ 「夕景と日々の想いと日記」より
2010年8月18日
締めはやっぱり夕景でしょ～＾＾
って事で…
・・・つづき
夕方だし、夕景でも観に行こうかな…
と、友人を連れ回しました（笑）
でも、この頃こっち方面にあまり来ないので
何処が良いのかな？？
とりあえずナビで西に面した場所を探し進む…
進む…進む…
良くわかんね～
あれっ？海岸線じゃないよ…って思っていたら
ある看板が…！
わかる人にはわかる場所です♪
（私有地？なのかな？？ 名前は伏せておきます）
めっちゃ正解の場所に辿り着き
２０１０年の最初で最後の夏の日を
締めくくりました♪
では、 コンデジによる夕景をお楽しみ下さい。。。
って、そうなんです！
今日は、砂浜でバーべＱがメインの日だったもので
私のＫ-7はレンズがタムロンで防塵でなかったし
灼熱の車内に放置はマズイかなと
この日は、いつものコンデジなんです…
めっちゃ後悔…
でも、めっちゃ良い夕景でしたよ～♪♪♪
名前は知っていたが初めての場所
夕陽が観れたら良いな～といくらいの
軽い気持ちで、うねる坂道を下る
開けた先には、絶景広がる展望が目の前にあった
太陽の位置からしても時間は十分ある
でも、こんな御馳走を目の前に
逸る気持ちは抑えきれない…
足腰の健康なうちにしか
上り下り出来ないだろう坂を下る
そして上で観る景色と下で見る景色の違いを楽しむ
この光の道を辿れば、何処へでも行ける
そんな気がした…
そして、静かな波打ち際に佇み
太陽が、海に溶けて消えてゆくまで楽しむ
ゴツゴツした岩も
張り出した断崖も
気ままに佇む鳥も
申し訳なさそうに流れる雲も
穏やかに揺れる海も
全て優しい色に染まる…
こんなにゆっくりと
そして、こんなに綺麗な夕景は久しぶりだな
肌を撫でる穏やかな潮風
程よく香る海の匂い
時の流れだけを感じさせてくれる微かな波の音…
まずは、こんな夕景オタクに付き合ってくれた
親友に感謝♪
そして、キレイな夕景に浄化された心には
色々な物事に感謝をしたくなる心も芽生える…
ありがとう…
誰にでもなく
何にでもなく
ただ…ただそう思った…
そして、名残惜しい時間は終わりを告げようとしていた…
